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虚しく門に至り 満ち満ちて帰る
お寺と言えば、葬式や法事の時だけに行くものと考えていないでしょうか?
昔はお寺で学び、遊び、時には叱られたなど、人々が気軽に集う場所でありましたが、昨今、世の人々とお寺との付き合いが希薄になってきています。しかし、人がご先祖様を敬い、亡き人を慕う心は今も昔も変わりありません。大切にしたい心です。その心を、仏さまを「縁」として確かなものにしていくことが、お寺の役目ではないでしょうか。お寺は仏の教えに出遇う場所です。しかしその大事な仏の教えが、見えにくくなってきたのが現代だと思います。それに伴い お寺の意義もわかりにくくなってきているようです。単に文化財としての価値にしか見えなかったり、 葬儀の時だけの付き合いであったり、中には無用のものなどという残念な意見さえあるようです。仏の教えに出遇う。人と人の心に出遇う。自然に癒される。そして、自らを振り返り、見直す場となればよいのではないでしょうか。
この清林寺のホームページを通して、少しでもその主題を感じて頂ければ幸いです。だれでも気軽にお参りできる「開かれた明るいお寺」を目指し、日々精進を続けて参ります。